近藤典子
 今回、韓国の建設会社「KOLON E&C」より依頼を受け、分譲マンションのモデルルーム建設にアイディアを注ぎ、近藤流の収納や動線を最大限に活かしたプランが形になった。







 

  日本はもちろんのこと、韓国でも、かなりの広さがない限り、一般的にゲストルーム
を余分に確保することは難しいのが現状です。 そこで、普段家族が使っているリビング
が、突然のお客様にも対応できるような、時としてゲストルームになってくれたら・・・
そこで今回、リビングのAとBの壁を可動式にすることで、ダイニングとの間仕切りに
なる、"リビングの2WAY使い”を提案。 
無理のない暮らしのスタイルが、リビングから見えてくるはずです。










 

  儒教が根付いた韓国では、電車やバスに乗っていると、お年寄りを見れば誰もが
即座に席を譲っている光景をよく目にします。 また、家庭では、両親が家に訪ねて
くると、普段自分達が使っている主寝室を両親に明け渡し、自分達はリビングか、別
の部屋で休むそうです。 韓国では、現代においても、目上の人を敬い慕う気持が、
公の場でもプライベートの場でも、しっかりと生き続けていました。